カーボンエアロゾル分析装置(ラボ用)
NIOSH Method 5040法に準拠し、FID検出器を用いた装置熱分離・光学補正方式EC/OC炭素分析装置
概要
炭素成分は、一般環境中に存在するPM2.5の主要成分です。また、近年はナノ炭素材料の普及により、生産・加工など作業環境中のナノ炭素材料の浮遊状況についても関心が集まっています。
Sunset Laboratory社製 ラボ用カーボンエアロゾル分析装置は、 熱分離・光学補正方式を用いた炭素成分分析装置です。環境省PM2.5成分分析ガイドラインなどの炭素分析法に対応し、石英フィルタに捕集されたエアロゾル試料のOC(有機炭素) / EC(元素状炭素) 成分を分析します。
標準仕様はDual-Opticsモデルで、OCの灼熱炭化によるECの過剰評価を補正する方法として、反射光法、及び透過光法による光学補正を採用しています。
●オートローダー(AL-50)参考動画
特徴
- 環境省「PM2.5成分分析ガイドライン-炭素成分分析法(サーマルオプテカル・リフレクタンス法) 第3版」に準拠
- TASC 、 AIST「ナノ炭素材料(カーボンナノチューブ)の排出・曝露評価の手引き」に準拠
- NIOSH5040法/IMPROVE/EUSAAR 法対応可
- OC灼熱炭化によるECの過剰評価を自動的に光学補正(反射光/透過光)
- OC/ECの検出限界値:0.2 μg/cm2
- 高性能な内蔵型FID(水素炎イオン化検出器)
- サンプル濃度に応じて試料サイズを選択可能
- ガス流量の自動コントロール機能が追加
- オートローダーにより、最大36試料のセットから分析までのプロセスを自動化可能
応用例
- 大気環境測定(PM2.5など)
- 室内空気環境の評価/モニタリング
- 作業場でのNIOSH法曝露評価(CNTなどナノ炭素材料)
- 法規改定の影響による長期間の環境調査
仕様
検出限界値 | OC/EC 0.2 μg/cm2 |
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分析フィルタサイズ | 1.0 cm2、1.5 cm2(1.0 cm2以下も使用可能) |
分析用ガス | 99.999 % He, 99.997% H2, 高純度Air, 5 % Methane/ He(99.999 %), 10 % O2 / He (99.999 %) |
本体寸法 | 40.6 (W)×40.6 (L)×52.1 (H) cm |
重量 | 約 18.1 kg |
電源 | 供給電源規格:1500W(100VAC)以下(日本国内規格) 装置消費電力量:最大800W(120VAC) ※上記電源規格以外は別途ご相談ください。 |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。