一般換気用フィルタ効率試験装置 MFP 3000 G
ISO16890-2、ASHRAE52.2、EN779対応
概要
MFP 3000 Gバージョンは、ISO16890測定に特化したフィルタ試験装置です。
MFP 3000 GはRBG 1000 G(固体粒子エアロゾル発生器)およびPLG 1000(液体エアロゾル発生器)およびLSPG 16890(塩エアロゾル発生器)の3種類の発生器により粒子を発生することが出来ます。これらの発生エアーはマスフローコントローラーによって調整されており、これにより常に同様の動作条件で粒子発生が行われます。
使用される発生エアーはDLB 2000(圧縮空気加湿器)により調整された空気が使用されます。通常、エアロゾル発生のために使用される空気は非常に少量であり、そのため、試験体積流量の湿度がかなり低下する可能性があります。DLB 2000は、その相対湿度を調整することが可能です。RBG 1000の発生空気の湿度および温度を必要な値に正確に調整し、湿度の影響を最小にします。
ISO16890の要件に従って発生された粒子をフィルタ上流/下流にて、高分解能エアロゾルスペクトロメーターwelas 3000を用いて捕集効率を測定します。
ISO16890測定手順のシーケンスプログラムでは、要件に従って、差圧測定、捕集効率測定、及び様々な差圧レベルの各テストステップを設定することができます。
付属ソフトウェアによって、ISO16890に準拠した試験及び評価を簡単に行えます。
特徴
製品開発および生産監視中のフィルタメディアおよび小型フィルタエレメントのテスト
ISO16890(一般換気用フィルタ)、ASHRAE52.2またはEN779に準拠した試験手順に基づく試験オプションが利用可能
ISO16890用ソフトウェアによる簡単評価
異なる試験エアロゾルの簡単な使用。 SAE Fine and Coarse、NaCl / KCl、DEHS、JIS試験粉体
試験方法の高い再現性
負荷試験の捕集効率試験
圧力損失測定、捕集効率および負荷測定のためのシーケンスプログラム
仕様
測定範囲(粒径) | 0.2~40 μm(レンジ切り替え) |
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流量 | 1~35 m3/h (吸引モード) |
電源 | 115/230 V 、50/60 Hz |
寸法(W H D) | 600×2500×900 mm |
面速 | 5-100 cm/s |
差圧測定 | 0-5000 Pa |
テストメディア面積 | 100 cm2 |
試験粒子 | ISO ePM1 : DEHS |
可測上限濃度 | 40,000個/cm3 |
圧縮空気供給量 | 6~10 bar MAX200 L/min |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。