Mas-Q-Check Basic/Professional
マスク効率簡易チェッカー
概要
Palas社のMas-Q-Checkは、現場で使用する保護マスクの効率を迅速且つ正確に測定するために開発されました。
粒子の検出器に光散乱式の高分解能エアロゾルスペクトロメータを用いていることから、ウイルスやバクテリアなどのサイズ範囲で効率的に検出することができます。このため病院や検査機関で働く医療従事者の保護マスクを現場でチェックしたり、効率を確認しながら保護マスクの正しい使い方をトレーニングするなど広く適応します。
保護マスクの効率は、マスク材料のろ過効率に加えて保護マスクを顔全体に適切にフィットさせることも重要となります。適切にフィットしないと隙間から空気が漏れるため、結果として保護マスクの効率は低下することになります。Mas-Q-Checkでは人の頭部を模擬した標準ヘッドを用いており、これにより保護マスクの実効率をシミュレーションすることができます。
特徴
- 自動操作
- 現場でマスク効率を迅速且つ正確に測定(測定結果は1分以内で表示)
- 日常使用におけるマスクの品質管理
- フィルタ効率と漏れから実使用時のマスク効率を総合的に評価
- 140 nmから10 µmの粒径範囲で高分解能に測定
- FFPクラス(ENで規定されているマスクグレード)と比較したマスク効率の評価
- ウイルスおよびバクテリア以上の粒径範囲で効率測定
仕様
粒子検出装置 | 光散乱式の高分解能エアロゾルスペクトロメータ |
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粒径範囲(µm) | 0.14~10 |
濃度範囲(p/cm3) | 0~20000 |
体積流量(L/min) | 9.5(Basicモデル) 95(Professionalモデル) |
取得データ | 256chのデジタルデータ |
消費電力(W) | 約200 |
インターフェイス | タッチスクリーン、800・480ピクセル |
表示結果(%) | マスク効率 |
寸法 W・D・H(mm) | 450×315×185(Basicモデル) 955×315×185(Professionalモデル) |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。