粗大液滴粒子用希釈器 LDD10及びLDD100
耐久性及びメンテナンス性に優れる希釈器
概要
高濃度の液滴粒子を測定する場合、粗大液滴粒子の希釈が非常に重要となります。粗大液滴粒子は粒子ロスが多く希釈することが原理的に難しいため、一般的な希釈器では1~2 μmまでが上限であることが多い。Palas社で新たに開発された希釈システムであるLDD10及びLDD100(希釈倍率:10及び100倍)は最大7 μmまでの液滴粒子を少ない粒子ロスで希釈することができます。また高温の状態(最大120 ℃)で希釈したい場合にはLDD100Hという希釈システムもあり、同様に最大7 μmまでの液滴粒子を少ない粒子ロスで希釈することができます(希釈倍率:100倍)。
LDD10及びLDD100の粗大液滴粒子の希釈性能を確認するため単分散のDEHS※オイル粒子を用いた。単分散オイル粒子のサイズは5 μmと7 μmで試験結果を以下のカタログ内に示します。
※DEHS:セバシン酸ビス(2-エチルヘキシン)、別名DOS
特徴
- 粗大液滴粒子用希釈器(希釈倍率:10及び100)
- 希釈性能を試験済(7 μmまで)
- Promo及びwelas digitalに容易に接続
- ポンプ内蔵で現場で容易に操作
- ±200 mbarの圧力変動に影響しない
- 耐久性及びメンテナンス性に優れる
- 低コスト
応用例
- ISO17536に適したブローバイ粒子の測定
- 冷却潤滑オイルの測定
- エアロゾル粒子の希釈
仕様
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。