高圧エアー用フィルタ試験装置 DFP3000
ISO12500の要求仕様を超えた評価を実現
概要
DFP 3000フィルタ試験装置は、高圧(コンプレッサー)エアー用フィルタの捕集効率試験・負荷試験を目的とした試験装置です。
フィルタ上流より、高圧(コンプレッサー)エアーを送り、被験フィルタが実用される、圧力のある条件を再現した試験が行われます。流量と圧力は設定に応じて自動的に制御されます。
PALAS社独自の散乱光スペクトロメーターは白色光源を用いる事でワイドレンジな粒子径を高い精度で計測します。
また高濃度に対応し実流量を一定に維持する為、各圧力状態における実個数濃度(個/cm3 actual)が求められます。
センサー部は、グラス窓で保護されている為、耐圧であり、ユーザーによる清掃と校正は容易に行えます。
負荷試験では加速して過負荷点を見出す為、自動補充機能をもった高出力エアロゾル発生器が用意されています。
試験手順の大幅な自動化と共に確定された単一コンポーネントとフィルタ試験ソフトFTControlの多様なシーケンスプログラムにより、再現性と信頼性の高いデータを提供します。
特徴
- 高圧(コンプレッサー)エアーフィルタの試験用に設計 0.2~0.7 MPaまで対応
- 高圧状態にて、フィルタの捕集効率試験、負荷試験を全自動で実施
- 希釈・減圧チャンバー等は不要
- ISO 12500 の要求仕様を超えた評価を実現
- 0.2~40 μmまでワイドレンジな粒子径に対応
- 測定器は、自動的に実体積空気流量を5.0 L/minに維持(0.2~0.7 MPaにて)
- 自在な試験手順のプログラム登録と高い再現性
- 多様な目的に対応するフィルタ試験ソフトFTControl
- セットアップと維持が簡易
- フラットなメディアも対応可能(オプション)
仕様
流量 | 1~60 Nm3/h または10~200 Nm3/h (圧縮エアー使用) |
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差圧測定 | 0~3000 Pa |
エアロゾル材料 | DOS、DOP、PAOなど |
粒子径測定範囲 | 0.2~10 μm、0.3~17 μm、0.6~40 μm (3レンジから選択 Promo3000 &2070Pセンサーにて) |
寸法(WHD) | 300 W 130 H 60 D cm |
圧縮エアー源 | 10 BarG(1.0 MPa ゲージ圧) |
電源 | 115 V/230 V、 50/60 Hz |
対応濃度最大 | 106 個/cm3まで(2070Pセンサーにてコインシデンス補正利用の場合) |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。