凝縮粒子カウンター(標準モデル)CPC3750
標準型CPC。最小検出粒径7 nmに対応
概要
モデル3750は、TSI社の次世代型CPCでありモデル3772の後継機種となります。コンパクトでエアロゾルフローの全量を検出器に流すモデルで、最小検出粒径7 nm、サンプル流量1.0 L/min、最大の個数濃度で105 個/cm3まで検出できます。より簡単な操作を実現するためタッチパネルスクリーン、新バージョンのソフトウエア及び長期保存可能なデータバッファを有します。 また無線通信機能(オプション)で世界中の監視サイトにある新型CPCとリモートアクセスが可能となります。本モデルは、SMPS モデル3938シリーズのCPCとしても使用可能であります。
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特徴
- 個数濃度の上限は105 個/cm3と広範囲に
- 最小検出粒径(D50)は7 nmまで広がり、SMPSの検出効率もアップ
- 50 Hzのデータ速度
- 高湿度環境に対応したウォーターリムーバルシステム
- パルス波高のモニタリングにより機器診断機能が改良
- CEN/TS 16976規格(大気エアロゾル測定)に準拠したモデルにアップグレイド可能
- Nano Enhancer(モデル3757)との組合わせで1 nmCPCにアップグレイド可能
応用例
- 基礎エアロゾル研究
- 吸入・暴露チャンバー試験
- 室内清浄計測
- 健康影響試験
- フィルタ及び空気清浄試験
- 大気モニタリング
- 大気及び気象研究
- ナノテクノロジー研究
- 粒子生成研究
- パーティクルカウンターの校正
- 燃焼とエンジン排ガス研究
- ガス粒子研究
仕様
粒径範囲 | 最小検出粒径:7 nm(Sucroseの場合) 最大粒子径:3 μm |
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対応濃度 | シングルカウントモード :0-105 個/cc |
濃度精度 | <105 個/cc ±5 % |
応答時間 | 約2秒(T95の場合) |
流量 | サンプル流量:1.0±0.05 L/min 吸引源:外付けポンプ(別途必要) 流量コントロール:クリティカルオリフィス式 |
偽計数 | <0.001 個/cc(12時間平均値) |
作動環境 | 環境温度:10~35 ℃ 環境湿度:0~90 %RH 環境大気圧:75~105 kPa |
凝縮液 | 液体:n-ブチルアルコール 供給システム:自動制御 ウォーターリムーバルシステム:マイクロポンプにより使用済み凝縮液を処理 |
通信インターフェイス | BNC:パルス出力 USB タイプC:パソコン(AIMソフトウエア)との通信 Ethernet:8 wire RJ-45、10/100 BASE-T、TCP/IP USB タイプB:外部メモリ Wi-fiアダプタ:ワイヤレス通信 |
ソフトウエア | AIMソフトウエア(RS232C/USB接続) |
データ保存 | 50 Hz設定で約1年間のデータをメモリに保存可 |
校正 | 年一回推奨 |
電源 | 100~240 VAC、50/60 Hz、最大210 W |
必要ポンプ能力 | min 60 kPa(ゲージ圧) |
寸法(HWD) | 275 × 183 × 299 mm(供給ボトルと固定具は除く) |
重量 | 10 Kg |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。