キャビンフィルタ用捕集効率試験装置 CIF 3000
ISO/TS11155-1、DIN71460-1対応
概要
CIF 3000は、DIN 71460-1およびISO/TS 11155-1に準拠した自動車用キャビンフィルタの試験装置です。試験流量60〜800 m3/hの範囲で調整可能となり、捕集効率試験と負荷試験の測定・評価をします。
試験装置は、エアロゾルジェネレーター(乾燥分散式)RBG 1000を使用して発生された粉体粒子、もしくはエアロゾル発生器AGK 2000を使用して発生された塩エアロゾル(ISO/TS 11155-1に従って)を、高分解能エアロゾルスペクトロメーター welas 3000にて測定し、全粒子と各粒径ごとの捕集効率試験を行います。
試験ダクトではおよそ220×500 mm以下のサイズのキャビンフィルタを上記条件下で測定可能です。
フィルタの体積流量、温度、相対湿度、差圧などのデータは自動的に記録され、 エアロゾル発生器およびエアロゾル中和器は、ソフトウェアを介して作動させることができます。
オプションとして、DIN 71460-2およびISO/TS 11155-2に従って、吸着および脱着ダイナミクスの調査のためのガス分析用測定装置にもアップグレードすることが可能です。
特徴
- ISO/TS 11155-1、DIN 71460-1に対応
- 捕集効率及び負荷試験の評価が可能
- 温度、湿度、気圧、差圧の自動データ取得
- 温度制御(18〜90 ℃)と湿度制御(30〜70 %)
- 測定プロセスの自動実行
- FTControl ソフトウェアを使用した測定プロセスの個別プログラミング
- 測定と分析のパーツを分離可能 - 測定が進行中に分析を実行出来ます。
- 最大6つの外部センサーから記録された測定データへ簡単にアクセス可能
- 低コストメンテナンス
- 操作が容易
仕様
測定範囲(粒径) | 0.2~40 µm |
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試験流量 | 60~800 m3/h (吸引モード) |
計測器、発生器電源 | 115/230 V 、 50/60 Hz |
寸法 | 本体:1000×2800×4200 mm フィルタフォルダ: 300×600 mm |
材質 | ステンレススチール |
温度調節 | 18~90 ℃ |
湿度制御 | 30 ~70 % |
温度及び湿度センサー | 測定範囲:-20~80℃, 0~100 % RH 精度:±0,1℃(20℃) ±1%RH (0~90%RH) ±2%RH (90~100%RH) |
気圧計 | 測定範囲:600〜1100 hPa、 精度:±0.10 hPa |
差圧計 | 測定範囲:<2500 Pa、 直線性誤差:最終値の0.2 %未満 |
計測可能流速 | 測定範囲:0.5〜40 m/s 精度:± 0,05 m/s(20 m/sまで) ± 0,08 m/s(20~30 m/s) ± 0.1 m/s(30~40 m/s) |
全体電源 | 3相、400 V、3 KW ニュートラル、アース接続 |
圧縮エアー源 | 8 bar |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。