フィルタ効率自動検出装置 AFT8130A
世界の市販の吸入器の基準に従った設計の最新版8130フィルタ試験機
概要
モデル8130Aは、簡易操作でフィルタの粒子捕集効率を迅速且つ正確に計測できます。
1 分間に5 枚のフィルタメディアの判定が可能
装置前面にはカラータッチスクリーンがあり、フィルタホルダー部に被験フィルタをセットするだけで、短時間(10 秒)に試験結果を表示します。
内蔵のマイクロプロセッサーは、自己診断機能により信頼性の高いデータが得られます。
さらに装置の操作手順、動作進行状況等も表示しますので、人為的ミスもなく、容易に利用できます。
<試験粒子>
内蔵のアトマイザーは極めて安定した発生特性を有しています。DOP(ジオクチルフタレート)の他、健康影響を考慮して代替のPAO(ポリアルファオレフィン)、パラフィン等も利用できます。
更にNaCl粒子発生用アトマイザーを内蔵し、より微小な粒子が得られます。この2種の発生器により、42CFRpart84、GB2626、EN143:2007※、ISO16900-3その他関連規制にも対応できます。
※:8130A-ENが対応するモデルになります。
関連資料
●異なるマスクの性能比較試験 ~TSI社製フィルタ効率自動検出装置AFT8130Aを用いて~
●ろ材評価用、マスク用試験装置の紹介動画
●新型コロナウイルス(COVID-19)などのウイルスの粒径範囲を含む超微小粒子のマスク性能試験に適した計測装置のリンク集
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特徴
- PLC(Programmable Logic Controller)による自動化で操作が極めて簡単
- 捕集効率99.9999 %(透過率0.0001 %)まで対応(新型フォトメーターを搭載する事により実現)
- 正確なサンプル流量とフィルタ圧力損失を計測
- 自己診断機能を有する
- RS-232を介してPCのデータを転送
- ユーザー設定に応じ、合格/不合格を表示
- 発生粒子は最も透過率の高い粒子径(0.2 μ付近)で発生
- 粒子検出器を2台有する(フィルタの上流/下流の同時計測)
- 8130,8127との相関性も抜群
仕様
発生粒子 | PAO(ポリアルファオレフィン) DOP(ジオクチルフタレート) DOS(ジオクチルセバケート) パラフィン NaCl(モデル 8130 のみ) |
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PAO の例 | 質量中央径 0.33 µm 個数中央径 0.20 µm 幾何標準偏差 1.6 以下 濃度 50 ~ 200 mg/m3 |
NaCl | 質量中央径 0.26 µm 個数中央径 0.07 µm 幾何標準偏差 1.83 以下 濃度 15 ~ 20 mg/m3 |
対応濃度 | 0.001 ~ 200 mg/m3 |
流量範囲 | 10~110 L/min (精度フルスケール2 %) |
圧力範囲 | 0~250 mmH2O (0~2.45 kPa)(精度フルスケール1 %) |
効率範囲 | 捕集効率 99.9999 % 透過率 0.0001 % |
出力 | カラータッチスクリーン、プリンター、RS-232 |
電源 | 100~120 VAC 10.5 A 200~240VAC 5.5 A |
エアー源 | 0.6 MPa、250 L/min(標準流量) |
寸法 | 1500 × 690 × 700 mm |
重量 | 150 kg |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。