エレクトロスプレー(軟X線型)Model 3482
概要
TSI社製 モデル3482 エレクトロスプレー式エアロゾル発生器は静電噴霧法を用いることで単分散ナノ粒子を安定して発生することができます。最小2 nmの粒径からエアロゾル化することができ、PSL(Polystyrene latex)標準粒子は最大で150 nmの粒径まで発生することが可能です。発生粒子の材料は、固体粒子や、エミリーオイル、スクロース又はプロテインなどの有機材料を使用することも可能です。
応用例
- CPC校正時の粒子発生 (CPC: Condensation particle counter)
- ナノエアロゾルの研究
- ナノ粒子及び高分子の解析
- ナノサイズ粉体の気相分散
- 生体分子研究
- エアロゾル機器の検査
仕様
粒子発生濃度 | < 約107 p/cm3 |
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液体の電気伝導率 | 約 0.2 s/m (標準) |
溶液消費量 (廃液ライン含む) | 約 2~10 μL/min |
キャピラリー液流量 | 50~100 nL/min |
発生可能粒径範囲 | 2~150 nm |
一次液滴径 | 約 130~180 nm |
印加電圧範囲 | -0.5 ~ -3.5 kV (通常-1 ~ -2 kV) |
印加電流範囲 | 0 ~ 2,000 nA (通常200 ~ 500 nA) |
エアロゾル中和器 | 軟X線 |
電源 | 100 ~ 240 VAC、50 ~ 60Hz、30W |
寸法(D×W×H) | 35.6 x 18 x 14 cm |
重さ | 3.6 kg |
オプション品 | シリンジポンプ:P/N 3482-spump キャピラリーとPEEKチューブ等を含む:P/N 3482050 コネクタ付き1 mLシリンジ:P/N 3482-spump-acc |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
※本装置は軟X線中和器を内蔵しているため、設置(使用)条件がございます。詳しくは弊社担当までご相談ください。