Electrical Ionizer 1090
放射線源を使用しないエアロゾル中和器
概要
モデル1090 静電イオナイザーは放射線源を使用しないエアロゾル中和器で、対象粒子の電荷をボルツマンの平衡帯電状態に調整します。モデル1090はコロナ放電式の両極電荷調整装置で、平衡帯電状態に調整するためプラスとマイナスのイオンを高濃度に発生しますが、コンタミネーションとなる粒子の発生はありません。サンプル流量が0.5~2.5 L/minの範囲で計測される場合、本モデルは放射線源を用いたエアロゾル中和器の代わりとして高い精度のモビリティ測定に適応します。
モデル1090は高濃度イオンを発生するイオナイザーで装置単体として使用することができます。また両極電荷調整装置としてDMAやSMPSの粒径分布測定にも使用できます。MSP社のWide-Range Particle Spectrometer(WPS、モデル1000XP)にも使用されており、粒径は10~10,000nmの範囲に適します。
特徴
- 放射線源を用いないエアロゾル中和器
- 対象の微粒子を平衡帯電状態に調整
- コロナ放電式の両極電荷調整装置
- 安定した電荷調整装置でDMAやSMPS用に使用可能
仕様
エアロゾル流量 | 0.5~2.5 L/min |
---|---|
粒径範囲 | 10 nm~10 μm |
インレット | ¼インチ(外径) |
アウトレット | ¼インチ(外径) |
電源 | 115 or 230 VAC(50 or 60 Hz) |
消費電流 | 0.2A以下(115V)、0.1A以下(230V) |
寸法(WHD) | 255×155×232 mm |
重量 | 5.4 kg |
※仕様は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。