DPF / GPF性能評価システム
DPF、GPFや自動車触媒の性能評価をする際、試験粒子となるPMを安定して後処理装置に供給することは欠かせません。本システムはお客様のご要望に応じて、PM濃度、ガス温度、ガス流量などを制御することでエンジン排ガスに含まれるPMの等価モデルガスを発生させることが特徴です。お客様の条件に合わせた評価システムを設計&製作し理想的な研究開発をサポート致します。
GPF / 自動車触媒評価システム[例]
模擬すす粒子発生装置および希釈器、粒子計測器など、評価試験に関わる様々な装置を組み合わせてシステム設計致します。
粒径分布計測
SMPS3938
粒子個数濃度計測
CPC シリーズ
※計測対象は粒子以外にもガスなど、ご要望のフローラインを設計致します。
※粒子濃度によっては、希釈器を使い計測器の計測濃度以下に低減させます。
システム条件
◆条件◆ | ◆部品◆ | ◆発生機◆ | ◆計測器/希釈期◆ |
---|---|---|---|
・配管径 | ・配管材料(弁/継手を含む) | ・すす粒子発生器 | ・粒径分布計測器 |
・温度 | ・温度計 | ・ガス発生器 | ・粒子個数濃度計測器 |
・圧力 | ・圧力計、差圧計 | ・湿度発生器 | ・質量濃度計測器 |
・粒子濃度 | ・粒子計 | ・エアロゾル希釈器 | |
・流量 | ・流量計 | ||
・電子制御 | ・吸引ポンプ | ||
・コントロール方法 | ・制御盤 | ||
etc… | etc… | etc… | etc… |
お客様の条件に合わせたシステム仕様を構築し、理想的な研究開発をサポート致します。
また、システム設計には専門性の高い技術が要求されます。そのため、外部設計会社等含め綿密な検討を行います
Soot発生器[その1]
HiMass CAST Model 7200 Type C
HiMassCAST は大型の燃焼スス粒子発生装置で、最高発生量 20 g/h の soot を安定、且つ再現性良く発生することができます。 スス粒子の粒子径は内蔵のマスフローコントローラの設定流量を専用ソフトウェア上で変換することにより、 20 〜300 nm ( 平均径 ) の範囲内において調整することが出来ます。発生空気流量は500L/min ですが、粒子発生後に希釈エアーを加えることでさらに高流量にも対応できるなど、実機エンジンの代替として sootを供試体などへ安定供給可能です。ここにテキストが入ります。
主な仕様
・ 発生粒子 燃焼スス粒子
・ 発生粒子径 (平均径) 20-300 nm
・ 発生個数濃度 最大約108 個/cm3
・ 発生ガス流量 >500 L/min
Soot発生器[その2]
Jing mini CAST シリーズ
・ 発生流量違いで3種類のモデルをラインナップ
・ 卓上/小型のスス粒子発生装置
・ 装置内蔵の流量コントローラーにより、発生粒径を任意に設定可能
・ 再現性のある、安定したスス粒子
・ 燃料:プロパンガス
・ 専用ソフトウェアで操作
・ 発生流量:下記参照
粒子計測器[その1]
走査式モビリティーパーティクルサイザー
model SMPS3938シリーズ
ナノ~サブミクロンの粒径分布計測のスタンダード装置。製造メーカーは安心のTSIブランド。さまざまな研究機関や多くの企業などで、粒子研究や開発にご使用いただいております。SMPSは高分解能で低濃度から計測が可能です。
主な仕様
・ 粒径範囲 2.5~1,000nm
・ サンプル流量 0.2~3 L/min
・ 計測時間 10~300 秒
・ 粒径分解能 167チャンネル
・ 計測:個数・質量・表面積・体積濃度分布
粒子計測器[その2]
凝縮粒子カウンター model CPC シリーズ
粒子カウンターの定番装置。凝縮粒子カウンターは、独自の粒子凝縮テクニックにより正確な粒子数をカウントすることができます。
最小粒子径は、2.5、4、7、10(nm)のラインナップがあり、目的に合ったモデルをご選択可能です。また、現行モデルはタッチパネルでの操作が容易に行えるため、スタンドアローン測定が可能になりました。
主な仕様
・ 最小検出粒子径 2.5,4,7,10nm (D50) ※モデルによる
・ 検出濃度 0~3x10E5 or 1x10E7 ※モデルによる
・ サンプル流量 0.3 or1.5 L/min (1L/min外部ポンプ仕様あり)
・ 計測時間 1秒
粒子計測器[その3]
電子式低圧インパクター model ELPI+
カスケードインパクターの原理でリアルタイム粒径分布計測とフィルタサンプリングを同時に行える多機能粒子計測器。各段にある電流計によりリアルタイムに,質量濃度,個数濃度が計測可能。
最大180℃までのサンプルを高温のまま計測可能なHT-ELPI+や、高分解能モデルのHR-ELPI+もありご用途にあった装置をお選びいただけます。
主な仕様
・粒径範囲:0.006~10 um(14ch)
・サンプル流量:10L/min
・生ガス温度:~約50℃(HTは~180℃)
・サンプリング周期:10Hz(HRは1Hz)
・評価径:空気動力学径
・計測:計測:個数・質量・表面積・体積濃度分布
・フィルタ捕集可能
オプション[希釈器]
排ガス微粒子ダイリューター model DI-1000
• エジェクター式小型希釈器
• 希釈倍率 1:8
• サンプル流量 ~7L/min
• 希釈済み流量 45K/min
• 粒子ロスの少ない設計
eDiluter™ Pro
• 2段エジェクター式のポータブル希釈システム 希釈倍率 1:25~1:225 可変
• 600 ℃のサンプル温度まで対応(オプション品の仕様で上限1200 ℃まで対応)
• 希釈倍率及び希釈器温度を変更可能
• 希釈後のサンプル流量は最大80 L/min
• 計測器の流量に依存せず希釈倍率は一定
• サンプル圧が変動しても希釈倍率は一定(900~1200 mbar)
• 粒子ロスの少ない設計
その他応用機器[質量濃度(PM)計測]
MCIサンプラー MODEL MCIS
• 小型軽量のエアロゾル捕集用サンプラー
• フィルタホルダの分級性能は米国FRM PM2.5相当
• 吸引流量 20 L/min 流量調整可能
• 分級 PM2.5、PM10 (その他カット径指定可能)
• Φ47mmフィルタで捕集 (フィルタの販売も行っております)
• 低コストで装置導入が可能
高性能デジタル粉じん計 DUSTTRAK2 MODEL8530/8532
• 低濃度から高濃度まで幅広いレンジでさまざまなアプリケーションに対応
• 最大計測濃度 400mg/m3 (8530)
• 小型・軽量・バッテリー駆動で計測場所を選ばない
• インレットインパクタでPM1、PM2.5、PM4、PM10の計測が可能
• 粒径範囲 0.1~10 μm
• 同時にフィルタサンプリングが可能(φ37mmフィルタ)(8530)
QCM-MOUDI™ ImpactorMODEL 140
• エアロゾルの質量及び粒径分布をリアルタイムに計測
• MOUDI™インパクターに水晶振動子マイクロバランス(QCM)を組合わせ
• 吸入エアロゾルの湿度に対して相対湿度を一定に保ち計測誤差を低減させる機構
• 数十ナノグラムから数百マイクログラムまで幅広いレンジで質量濃度検出が可能
• インパクターステージ 7段[カット径 45,74,156,305,510,960,2440(プリセパレータ)]
• 吸引流量 10L/min
Soot粒子発生試験[例]
jing社製miniCASTはOP(=オペレーションポイント)を選択するのみで任意の粒径分布のSoot粒子が発生されます。
表:miniCAST OP表(参照)弊社で発生評価試験を実施した際のデータです。
OP1,5,8の粒径データです。下記グラフをご参考ください。
弊社内試験データ(参考)
jing社製miniCASTはOP(=オペレーションポイント)を選択するのみで任意の粒径分布のSoot粒子が発生されます。
右上グラフ:
Operating Point3で1時間発生させ、粒径分布の安定性を確認する(10分毎の粒径分布を記載)
右下グラフ:
Operating Point1で発生した多分散のスス粒子をDMAで200nmに分級し、分級後の単分散粒子の個数濃度をCPCで計測する。
弊社内試験データ(参考)
弊社内試験データ(参考)
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