石綿障害予防規則など関係法令について
石綿(アスベスト)は、その粉じんを吸入することにより健康障害を引き起こす恐れがあることから、石綿含有製品(石綿及び石綿をその重量の 0.1 %を超えて含有する全てのもの)の使用が全面的に禁止されています。
しかし、既に建築物に使用されている石綿の劣化等による飛散や建築物の解体・改修等の工事における石綿ばく露が懸念されているため、平成17年(2005年)7月1日に石綿障害予防規則が制令し、建築物の解体等の作業における石綿ばく露防止対策等について制定しました。
その後も石綿ばく露防止対策の充実のため規制の見直しが重ねられています。
近年の規制の経緯
•令和3年(2021年)4月より、大気汚染対策法の一部が改正、施行されました。
•これにより石綿(アスベスト)の飛散防止のために、建築物等の解体・補修・改修工事の前に、全ての部材に対して石綿(アスベスト)含有建材の調査
(建築物石綿含有建材調査)することが義務化されました。
•令和4年(2022年)4月より、一定規模以上の工事を行う場合は、石綿(アスベスト)使用の有無にかかわらず事前調査結果を都道府県などへ報告することが義務化されています。
•令和5年(2023年)10月から、建築物石綿含有建材調査者が工事前に建築物等の調査を行うことが義務化されます
参考資料:環境省「大気汚染防止法及び政省令の改正について」
TX40HI20-WW
フッ素樹脂(PTFE)バインダーガラス繊維フィルタは以下に対応しています。
●JIS A 1481-3:2014
建材製品中のアスベスト含有率測定方法-第3部:アスベスト含有率のX線回折定量分析方法
●JIS A 1481-5:2021
建材製品中のアスベスト含有率測定方法-第 5 部:X 線回折法によるアスベストの定量分析方法(第1部の定性的判断方法を用いる場合の方法)
≪記載事項≫
PTFE バインダグラスファイバーフィルタは、
・作業環境の大気に含まれる粉じんの測定にしばしば使用される。このタイプのフィルタは、ほとんど水分 を吸収しないため、ひょう(秤)量精度は極めて
安定している。
・残さ(渣)試料の質量測定、及び金属標準板とアスべストの回折ピーク強度との両方にとって便利である。
・極端に薄くてX 線を透過しやすい。
基本性能比較
X線回折結果比較(PTFEピーク)
フィルタ表面について
さいごに
・Emfab TX40HI20-WWは、作業環境測定に多くご利用頂いていたフィルタT60A20※の後継品としても広くご使用いただいております。
※2016年メーカー製造中止
・寸法は25mm以外にも取り揃えております。
・1箱50枚入りで、少量からご購入頂けます。
・サンプルのご用意も可能ですので、是非一度お試し頂ければと思います。
その他のフィルタ情報も掲載しております。
フィルタについては 東京ダイレックにご相談ください
※本資料はこちらをクリックしていただくとダウンロードできます。
TEL: 03-3355-3632(代表) 075-672-3266(西日本営業所)
mail: info@tokyo-dylec.co.jp