マスク試験の規格
■USA規格42 CFR part 84 及び ヨーロッパ規格EN143が最も一般的
・42 CFR part 84では、オイル対する抵抗の違いにより、N、R、Pに分類される
N:Not resistant to oil(耐油性なし)
R:Resistant to oil (耐油性あり)
P:Oil Proof (防油性あり)
・EN143における数値は,最大透過率の値
■認証試験と品質管理試験の両方が必要
USA規格42 CFR part 84 と ヨーロッパ規格EN143 の比較
発生器を選択することにより8130Aは両方の規格に対応可能
新型AFT8130A
•旧モデルAFT8130との優れた相関性
•ユーザーサービス可能なフォトメータによるランニングコストの低減
•新搭載のタッチパネルを使って、より容易に操作することが可能
•エラーの診断の新機能を搭載
•世界的なサービス・サポート
•捕集効率99.9999%(透過率0.0001%)まで対応
AFT8130A 概要
試験粒子発生部
内蔵のアトマイザーは極めて安定した粒子の発生が可能です。
DOP(ジオクチルフタレート)の他、健康影響を考慮して代替のPAO(ポリアルファオレフィン)パラフィン等も利用できます。
更にNaCl粒子発生用アトマイザーがあり、より微小な粒子の発生が可能です。
発生粒子は最も透過率の高い粒子径(0.2μm付近)となるようコントロールしています。
試験粒子発生部
安定性の確保のための工夫
・ アトマイザ圧力(ジェネレータを通過する空気流量)で粒子サイズをコントロール
オイルジェネレータ上のフィルターの通過速度
ソルトジェネレータ上のインパクター通過速度
・ 凝集を防ぐために希釈が必要
NaCⅼ粒子にも希釈が必要
・ 粒子中和器(イオナイザ)は,ソルトエアロゾルにおける帯電影響を減少させる
粒子の電荷レベルは,フィルター効率に影響
42 CFR part 84では必要
EN143では認めていない
オイルエアロゾル発生器
・オイルエアロゾル発生器は、不必要な粒子を取り除く為に、フェルトフィルターを使用
・フェルトフィルターで、大きい粒子と小さい粒子を取り除き粒径分布の範囲を狭くする
・測定を行いたい規格に合わせて、圧力設定値やオイルの種類の変更を行う
ソルト(NaCl)エアロゾル発生器
・NaClエアロゾル発生器は、不必要な粒子を取り除く為に、インパクターを使用
・インパクターで、大きい粒子を取り除き粒径分布の範囲を狭くする
粒子検出部
フォトメーター構造図
原理
フィルターホルダー下部に被験フィルターを置き、エアー駆動でホルダー上部が降りフィルターを挟み、
ただちにテストが開始されます。
アトマイザーから発生した粒子はフィルターを通過し、フィルターの上流/下流それぞれにある、レーザー
式粒子検出器(フォトメータ)で、同時に粒子濃度を計測します。
計測が完了すると、自動的にホルダーが開き、試験結果がディスプレーに表示されます。
粒子検出部
新型フォトメーター
清掃することが可能になり、以前フォトメーター交換にかかっていたコストの削減になります。
捕集効率99.9999%(透過率0.0001%)まで対応旧機種の8130では、捕集効率99.999%(透過率0.001%)
新型AFT8130Aと従来型AFT8130の比較
新型AFT8130Aと旧モデルAFT8130のオイル粒子での透過試験結果の比較
新型AFT8130Aと従来型AFT8130の比較
新型AFT8130Aと旧モデルAFT8130の塩粒子での透過試験結果の比較
新型AFT8130Aと従来型AFT8130の比較
新型AFT8130Aと旧モデルAFT8130の透過試験結果の比較
新型AFT8130Aは捕集効率99.9999%(透過率0.0001%)まで測定可能
旧モデルAFT8130は補修効率99.999%(透過率0.001%)までの測定
部品へのアクセスが容易に
前面扉を開けた内部の写真
発生器の交換や発生器への液の補充を容易に行うことが可能
発生器は4種類から選択可能
AFT8130AとAFT8130A-ENの規格対応表
選択する発生器によって対応する規格が異なります
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